飲食店に来店する客には色々な人がいます。中には店員に口頭で、料理の中身について詳しく尋ねる人もいます。しかしそのような人は少数派で、大部分の人はメニューブックを頼りにします。メニューブックは写真等で客に「美味しそうだ」と思わせるとともに、客にお薦めメニューを指し示すものです。お薦めメニューは概して売上や粗利に直結しますから、客にその「お薦めメニュー」をオーダーしてもらうことが、メニューブックの最大の仕事と言えます。

メニューブックの作成ツールは自由に選ぶとよいでしょう。手書きで済ませる店もあれば、自前のパソコンを駆使して作成する経営者もいます。中にはデザインだけデザイナーに外注するところもあります。プロに頼む部分が大きければ大きいほどクオリティの高いものが出来上がりますが、その分を予算に計上しなければなりません。いずれのツールを選ぶにせよ、気を付けるべきポイントを頭に入れてからにしましょう。具体的には、色のテイスト、1ページに占めるメニュー数、写真のデザイン、文字のフォントや大きさ、縦書きと横書き、ブックタイプかどうか、価格表示方法、配置・構成等々に気を付けましょう。

メニューブックのデザインは店のコンセプトに合ったものが望ましく、例えば「親しみを感じるお店」がコンセプトであれば、イラストを多用したり、文字のフォントを丸いものにしたりすると、温かみを感じるメニューブックが誕生するでしょう。「本物志向」がコンセプトであれば、高級感のあるブックタイプを採用することは必須です。文字のフォントもふざけたものは用いないようにします。写真も四角いシンプルなもので良いでしょう。